「Midjourneyのプロンプトはどうやって書いたらいいの?」と困っていませんか。
高クオリティな画像を生成できるMidjourneyですが、プロンプトを打ち込んでも、思ったような画像を生成できないことがあります。
どのような単語や表現が適切かわからず、満足のいかない画像で妥協してしまう方も多くいるでしょう。
本記事では、Midjourneyで画像生成するときのプロンプトについて、基本や順番、コツを解説します。
プロンプトに使える単語や実例も紹介していますので、理想的な画像を生成するためにぜひ活用してください。
Web版Midjourneyの使い方や機能については、以下の記事で解説しています。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
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Midjourneyで使うプロンプトの書き方【基本】
Midjourneyのプロンプトの基本は以下の2つです。
- 英語で書く
- 重要度の高い要素をプロンプトの前のほうに書く
これら2つの基本を押さえれば、イメージと異なる画像は出力されにくくなり、より理想に近い画像の生成ができます。
英語で書く
Midjourneyのプロンプトは英語で書くようにしましょう。
日本語での画像生成はできますが、語順や言葉の解釈が異なるため、プロンプトでイメージしたとおりの画像は出力されにくいです。
日本語でプロンプトを書いて英語に翻訳したものを使ったり、プロンプトを生成してくれるツールを使用したりしましょう。
本記事では、画像生成に活用できるプロンプトやワードを紹介していますので、ぜひコピペして使ってみてください。
重要度の高い要素をプロンプトの前のほうに書く
Midjourneyで画像を作成するときは、画像の内容でより重要度の高い要素を、プロンプトのできるだけ前に書くようにしましょう。
プロンプトの前のほうにある要素ほど重要であるとAIが認識するためです。
例として、以下の要素を含んだ画像を生成したい場合を考えてみます。
・日本人女性(Japanese woman)
・1人(one)
・ショートヘア(short hair)
・スーツを着ている(wearing a suit)
・詳細に細かく描かれている(detailed)
・斜め上を見上げている(looking up at an angle)
上記の要素のうち「1人だけ描く」が重要である場合、プロンプトは「only one person image, 〜〜〜」と始めるとよいでしょう。
あるいは「detailed image, 〜〜〜」から始めると、「詳細に細かく描く」がより重要視された画像が出力されやすくなります。
また、画像を参照したりパラメーターを使用したりする場合は、以下の順でプロンプトを書くようにしましょう(パラメーターについては後述します)。
- 参照する画像のURL
- プロンプト(テキスト)
- パラメーター
Midjourney公式からも以下画像のように「画像→プロンプト→パラメーター」の順番が推奨されています。
参考:Prompts(Midjourney)
テキストのプロンプトのみで画像生成を始める方が多くいるでしょう。
しかし、画像生成に慣れると、画像を参照したり、パラメーターで出力の形式を細かく指定したりするようになっていきます。
より高いクオリティの画像を生成するためにも、ぜひこの機会に上記の順番を認識しておいてください。
Midjourneyのプロンプトを作る3つのコツ
Midjourneyで画像を生成するときは、基本を押さえたうえで、以下3つのコツも意識してみてください。
- できるだけシンプルに
- 画像に入れたい要素を明確に
- パラメーターを活用
それぞれ詳しく解説します。
できるだけシンプルに
Midjourneyで使うプロンプトはできるだけシンプルになるよう心がけましょう。
素晴らしい画像のプロンプトは、多くの要素が入っていて、文として比較的長いイメージを持つかと思います。
しかし、ただ模倣して長く書けばよい、というわけではありません。
Midjourneyは、プロンプトに書かれている単語を「要素」として認識し、その要素を画像に反映します。
ですから、過分な単語や表現が入っていると、認識にズレが生じてしまい、理想的な画像の生成ができないのです。
たとえば「リンゴの画像を作りたい」という場合、「I need you to make an image of an apple!」のように書いてはなりません。
「an apple」だけ書く、つまり「描いてほしい要素はこれです」と伝えればOKです。
画像に入れたい要素を明確に
プロンプトに入れる各要素は、できるだけ明確に伝えるようにしましょう。とくに形容詞は、抽象的で意味の広い言葉を選ぶと、Midjourney独自の解釈で画像が生成されてしまうためです。
1つの単語で幅広い意味を示す日本語に比べて、英語は1単語ごとで細かい意味やニュアンスが異なります。
たとえば日本語の「大きい」を英語にしてプロンプトに入れようとしたとき、より一般的な「big」をイメージすると思います。
しかし「big」は、英語では「主観的に見てただ“大きい”」というニュアンスで、「大きい」の程度が具体的でない言葉です。
ですから、画像で表したいものが「どの程度大きいのか」を明確に伝えないと、Midjourneyの主観で「大きい」と捉えられる表現をしてしまいます。
「大きい」を例とすると、以下のように言葉を使い分ければ、より明確にイメージを伝えられます。
- huge:巨大
- giant:さらに巨大
- massive:巨大で重さもある
- grand:壮大・おごそか
- broad:広い・範囲が大きい
「画像をよりイメージに近づけたい」と思ったときは、プロンプトで使っている単語が明確に意味を示せているか確認してみてください。
パラメーターを活用
プロンプトを編集してもイメージどおりに生成できないときは、パラメーターを活用するのがおすすめです。
パラメーターを使うと、画像の出力形式や描かれ方を指定できます。
とくに「––no(ネガティブプロンプトと呼ばれる)」は活用機会が多くあるので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
パラメーター「––no」は、画像に含めたくない要素を指定するものです。
たとえば、プロンプトを編集しても画像に「リンゴ」が描かれてしまう場合、「––no apple」と指定すれば、リンゴが描かれていない画像を生成できます。
パラメーター「––no」を使えば、理想的な画像に近づけられるので使ってみてください。
Midjourneyで使えるパラメーターについては、以下の記事で解説しています。便利で出力の精度が高まるものばかりですので、ぜひこの機会にご覧ください。
関連記事:【全18種】Midjourneyのパラメーターを完全解説!【実例あり】
プロンプト精度向上!Midjourneyで駆使したい3つの機能
Midjourneyにある以下3つの機能を駆使すれば、プロンプトの精度を高めてより高クオリティな画像を生成できます。
- 画像参照
- Describe
- マルチプロンプト
ぜひ活用して、よりイメージに近い画像を生成してください。
画像参照
プロンプトの一部として画像を参照すると、その画像のスタイルやテイストを反映した画像を生成可能です。
画像を参照した生成は「image to image(image2image/img2img)」と呼ばれていて、AIでの画像生成で広く用いられています。
参考にしたい画像がある場合は、ぜひこの「image to image」を使ってみてください。
今回は、より利便性の高いWeb版Midjourneyで画像を参照する手順を解説します。
- プロンプト欄左にある画像のアイコンをクリック
- 「Choose a file or drop it here」の欄をクリック
- アップロードしたい画像を選択
- プロンプト欄に画像をドラッグ&ドロップ
まずは、プロンプト入力欄の左にある「画像のアイコン」をクリックしましょう(手順1)。
クリックすると「Choose a file or drop it here」の欄が出てきますので、この欄をさらにクリックしてください(手順2)。
「Choose a file or drop it here」をクリックしたら、アップロードする画像の選択に移ります(手順3)。
画像を選択し、上の画像のように、アップロードした画像が表示されていればOKです。
アップロードしたら、プロンプト入力欄に画像をドラッグ&ドロップしましょう(手順4)。
ドラッグ&ドロップすると、プロンプト入力欄に画像が表示されます。この状態になれば「画像を参照するように」と指示できていることになります。
また、Midjourneyで生成した画像であれば、ファイルのアップロードは必要ありません。Midjourneyの画面上で、ドラッグ&ドロップのみで行えます。
Describe
「Describe」は、画像からプロンプトを抽出する機能です。画像を読み込んだMidjourneyから、どのようなプロンプトで画像が構成されているか教えてもらえます。
抽出したプロンプトや要素は、そのままプロンプトに使えるだけでなく、適切な英単語や表現の発見にも繋がります。
「Describe」の利用手順は以下のとおりです。今回はより利便性の高いWeb版Midjourneyの手順を解説します。
- Midjourneyに画像をアップロードする
- 画像にカーソルを合わせて「i」をクリック
- 使用する要素を選択
まずはMidjourneyに、プロンプトを知りたい画像をアップロードします(手順1)。
アップロードした画像にカーソルを合わせると以下画像のように表示されますので「i」のマークをクリックしましょう(手順2)。
「i」をクリックして数秒待つと、以下のように、Midjourneyが画像にある要素を教えてくれます。
「Subject」は画像のおおまかなテーマです。「Desriptors」は細かな要素で、似た内容でも、異なるワードや語順になっています。
表示された要素をクリックすると上の画像のように文字が赤くなり、プロンプト入力欄に反映されます。
マルチプロンプト
マルチプロンプトは、Midjourneyに対し、プロンプトにある各要素の区別や重要度(重み)を伝える機能です。
活用すれば、プロンプトの内容をより明確に伝えられ、生成される画像の描かれ方を操作できます。
書き方は「◯◯ :: ◯◯」で、重要度(重み)を伝えるときは「◯◯ ::1 ◯◯ ::5」のように数字を記載します。
たとえば、「space ship」は1つのフレーズですが、このフレーズだけでは「宇宙船」の意味です。
「宇宙空間にある船」の画像を作りたい場合は、「space」と「ship」を別物として伝えなければなりません。
その際にマルチプロンプトを用いて「space :: ship」と書けば、「space」と「ship」を区別できます。
そして「船の要素を強く出してほしい」という場合には、重要度(重み)を指定して「space ::1 ship ::5」とすればOKです。
応用的な機能ではありますが、活用すれば、よりイメージに近づけた画像を作れますので、ぜひトライしてみてください。
【コピペOK】Midjourneyのプロンプトで使えるワードを紹介
Midjourneyの画像生成で活用できるプロンプトのワードを紹介します。
「英語が苦手」「どの英単語を使ったら、どう反映されるかわからない」という方は、ぜひコピペして使ってみてください。
では、各カテゴリに沿ってワードを紹介していきます。実際に出力した画像もあわせて載せていますので、ぜひ参考にしてください。
構図にかかわるプロンプトと実例
画像の構図にかかわる以下のプロンプトと実例を紹介します。
- アングルやカメラ(画角)
- 背景・風景
- 天気
- 光
構図にかかわるプロンプトやワードを入れ込むと、より動的な画像を生成できます。
アングル(画角)やカメラ
プロンプトに使える、アングル(画角)やカメラを示すワードを紹介します。まずは、カメラの寄り具合を示すワードです。
プロンプトで全身を描くように伝えれば、離れたところから撮ったような画像を作れます。
対して寄るように指示すれば、以下の例にあるように、迫力や緊迫感のある画像のできあがりです。
カメラの寄り具合にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
full body | 全身 |
close up | 寄り |
extreme closeup | さらに寄り |
上記プロンプトにある「extreme(極端な)」は便利な言葉で、距離だけでなくさまざまな指示に使えますので、ぜひ活用してみてください。
次はカメラアングルのプロンプトです。どの視点からの画像か指示すれば、同一の対象でも、画像が与える印象がグッと変わります。
カメラアングルにかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
ground-level shot | 地面目線 |
from below | 下からの画像 |
bird’s-eye view | 鳥瞰図(上空からの目線) |
back view | 後ろからの画像 |
次に、使用するカメラや機材のプロンプトです。画質や望遠・広角の指定はもちろん、カメラや機材特有のおもしろみも画像から引き出せます。
使用するカメラや機材にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
fisheye lens | 魚眼レンズ |
Drone Photography | ドローン撮影 |
wide-angle lens | 広角レンズ |
gopro | ゴープロ |
次は撮影方法のプロンプトです。撮影の手法はもちろん、編集の仕方も伝えることで、より芸術性の増した画像を生成できます。
撮影方法にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
panorama photography | パノラマ |
double exposure | 多重露光 |
dutch angle | 傾いた |
symmetry | シンメトリー |
背景・風景
プロンプトに使える、背景や風景を示すワードを紹介します。指定しなければ、Midjourneyが考える自由な背景や風景が設定されます。
背景や風景は画像のイメージやストーリーに大きくかかわる部分なので、画像生成時はできるだけ指定するのがおすすめです。
よく用いる背景や風景を紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
landscape | 風景 |
architectural design | 建物デザイン |
business district | オフィス街 |
countryside | 田舎 |
shopping street | 商店街 |
alley | 路地 |
ruins | 廃墟 |
temple | 寺院 |
次は空の景色にかかわるプロンプトです。
「空」とだけ指定しても描かれる様子はさまざまなので、「どのような空か」まで指定してあげましょう。
空の景色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
sky without a cloud | 大きな雲がある空 |
sunset | 夕焼け |
starry sky | 星空 |
sky with a rainbow | 虹のかかった空 |
次は森や木のプロンプトです。自然をバックにした画像を作るときに便利なので、「空」と同様に、どのような背景にしたいか指定して使いましょう。
森や木の景色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
overgrown trees | 生い茂った木々 |
deep forest | 深い森 |
flower garden | 花畑 |
bamboo forest | 竹林 |
次は川や湖のプロンプトです。川や湖のプロンプトを用いると、周辺の風景も同様のテイストで描いてくれます。
川や湖の景色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
quiet river | 静かな川 |
magnificent lake | 雄大な湖 |
lakeside | 湖畔 |
waterfall | 滝 |
次は海にかかわるプロンプトです。「海」を示す英単語には「sea」と「ocean」がありますが、「ocean」のほうがより広大な海を指します。
広さや奥行きを強く示したいときには「ocean」を使うのがおすすめです。
また、「underwater(水中)」を使うと幻想的な画像を生成できます。
海の景色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
vast ocean | 広大な海 |
crowded beach | 賑わっているビーチ |
underwater | 水中 |
deep sea | 深海 |
次は、その他の景色を示すプロンプトです。よく用いられるものを紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
景色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
cave | 洞窟 |
desert | 砂漠 |
snow field | 雪原 |
meadow | 牧草地 |
天気
景色を描く画像を生成するとき、天気も指定してあげると、よりイメージに近づいた画像を作成できます。
天気にかかわるさまざまなプロンプトを紹介しますので、ぜひ景色や背景のプロンプトに組み込んでみてください。
天気にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
clear blue sky | 晴れた青空 |
cloudy sky | 曇った空 |
stormy sky | 嵐の空 |
sunny | 晴れた |
rainy | 雨の |
snowy | 雪の |
windy | 風が強い |
cold | 寒い |
warm | 暖かい |
humid | 湿気が多い |
foggy | 霧の |
光
景色や背景のような広い視点の画像ではなく、ある対象物にフォーカスした画像を生成するときは、光の種類や加減を伝えてあげましょう。
光の種類や加減で、対象物の見え方や画像全体の印象が変わります。とくに食べ物の画像では、さまざまな効果を与えてくれます。
まずは自然光にかかわるプロンプトを紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
光(自然光)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
sun light | 太陽光 |
morning light | 朝の光 |
moon light | 月光 |
starlight | 星明かり |
次はキャンドルやネオンなどの照明にかかわるプロンプトです。
照明によって光の色や温かみが異なり、対象物の見え方や印象も変わってきます。
光(照明)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
candlelight | キャンドルライト |
neon light | ネオンライト |
fluorescent light | 蛍光灯 |
incandescent light | 白熱灯 |
strobe light | ストロボライト |
spotlight | スポットライト |
hard light | 強い光 |
soft light | 弱い光 |
次に光の当たりかたのプロンプトです。対象物に対してどのように光が当たるか伝えることで、画像全体の明るさや幻想的な度合いが変わってきます。
光の当たりかたにかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
backlighting | 逆光 |
diffuse light | 拡散光 |
direct light | 直射光 |
reflected light | 反射光 |
次に光から感じられる雰囲気にかかわるプロンプトです。どのような光が照らしているか指定すれば、画像全体のムードを変えられます。
光の雰囲気にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
cinematic light | 映画のような光 |
moody light | ムードのある光 |
studio light | スタジオのような光 |
dramatic light | ドラマティックな光 |
テイストにかかわるプロンプトと実例
1つの対象物を描こうとするとき、画風や描き方といったテイストを指定するだけでグッと雰囲気が変わります。
Midjourneyの画像生成に活用できるさまざまなテイストを紹介しますので、ぜひいくつか使用して、生成された画像を見比べてみてください。
- 画風
- 描き方
- 色(単色・組み合わせ)
- 柄
それぞれ実例とともに解説します。
画風
まずは画風にかかわるプロンプトです。絵画やポスターなどの芸術作品のテイストを取り入れると、よりアーティスティックな画像を生成できます。
以下に紹介している以外にも、作家や画家の名前をプロンプトに書けば、そのテイストを取り入れた画像になります。
画風にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
polaroid photograph | レトロ風 |
vintage photograph | ヴィンテージ風 |
pencil sketch | 鉛筆画風 |
chalk drawing | チョーク画風 |
oil painting | 油絵風 |
watercolor painting | 水彩画風 |
gothic | ゴシック風 |
pop art | ポップアート風 |
abstract | 抽象画風 |
ukiyo-e art | 浮世絵風 |
graffiti | 落書き風 |
op art | オプアート(抽象騙し絵) |
paper art | ペーパーアート風 |
diagrammatic drawing | 線画・図形画 |
isometric art | アイソメトリックアート |
◯-bit pixel art | ドット絵(例は8-bit) |
描き方
次に描き方にかかわるプロンプトを紹介します。どのようなスタイル・様子の画像にするか指定してあげましょう。
動物や食べ物を擬人化したいときは、以下にある「◯◯を着ている(擬人化)」を使うのがおすすめです。
*「着ている」だけでなく、たとえば「走っている」などでもOK
「擬人化」を示す言葉自体はあるのですが、イメージと異なっていたり、擬人化が実行されなかったりする場合があります。
ですから、プロンプトで「擬人化してほしい」と直接的に伝えるより、「◯◯を着ている**」のように人の様子を指示したほうが効果的です。
描き方にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
anime | アニメ調 |
manga | 漫画調 |
logo | ロゴ |
art | アート |
kawaii | かわいい系 |
realism | リアリティのある |
zoomorphism | 動物形象 |
ethereal | 神秘的 |
blacklight | ブラックライト |
synthwave | シンセウェーブ |
kaleidoscopic | 万華鏡のような |
stained glass | ステンドグラス |
Ink style | インクで |
duotone | デュオトーン(2種類のインクで描く) |
in ◯◯ | ◯◯を着ている(擬人化) |
Studio Ghibli | スタジオジブリ風 |
Pixar | ピクサー風 |
Disney | ディズニー風 |
cyberpunk | サイバーパンク風 |
色
画像生成時のプロンプトでは、対象物の色も指定できます。「赤いメガネ」であれば「red glasses」と伝えてあげればOKです。
部分的な色だけでなく、画像全体の色や色彩も反映できます。まずは部屋や街の色彩によく用いられる配色のプロンプトを紹介します。
配色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
vivid color | ビビッドカラー |
neon color | 蛍光色調(ピンク・イエロー・オレンジが中心) |
colorful | カラフル |
pastel colors | パステルカラー |
次は、モダンなデザインの画像や、対象物メインのシンプルな画像に効果的な色のプロンプトです。
色にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
earth tones | アースカラー |
metallic colors | メタリックカラー |
monochrome | モノクロ |
iridescent | 虹色(玉虫色) |
特定の色や配色だけでなく、有彩色・無彩色などの色彩も伝えられます。有彩色はより鮮やかで、無彩色は白やグレー調の色彩です。
色彩にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
chromatic color | 有彩色 |
intermediate colors | 中間色 |
achromatic colors | 無彩色 |
transparent | 透明 |
柄
服や壁、地面のデザインを描きたいときには、以下のような柄のプロンプトを使ってみましょう。今回は服を例にして紹介します。
柄にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
horizontal-striped | ボーダー |
vertical-striped | ストライプ |
camouflage | 迷彩柄 |
floral patterns | 花柄 |
dot | ドット柄 |
polka dots | 水玉模様 |
leopard | ヒョウ柄 |
nordic pattern | ノルディック柄 |
checks | チェック |
tartan | タータンチェック |
gingham | ギンガムチェック |
geometric pattern | 幾何学模様 |
paisley | ペイズリー |
splash pattern | スプラッシュ |
plain | 無地 |
solid ◯◯ | ◯◯一色 |
「Mode:Raw(プロンプトにできるだけ忠実な出力)」にした場合、できあがるのはシンプル目な柄です。
対して「Mode:Standard(Midjourneyの美的要素が盛り込まれた出力)」にすると、指定した柄をメインにしたうえで、工夫や表現の幅が広がった画像になる傾向があります。
雰囲気にかかわるプロンプトと実例
画像全体の雰囲気を左右するプロンプトも紹介します。まずは食べ物の画像向きの、対象物がより鮮明になるプロンプトです。
画像の雰囲気にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
photorealistic | 写真のような |
detailed | 詳細な |
sharp | 鋭い、シャープな |
vibrant | 鮮やかな |
次は、現実味のないファンタジックな雰囲気になるプロンプトです。不思議な画像を作ってみたい方は、ぜひ一度試してみてください。
画像の雰囲気にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
blurred | ぼやけた |
horrifying | ゾッとする |
abnormal | 異常な |
surreal | 非現実的な |
人物にかかわるプロンプトと実例
Midjourneyで画像を作成しようとしている方の中には、リアルで写真のような人物画を作りたい方が多くいるでしょう。
人物画も、描きたい要素を細かく指定してあげれば、よりイメージに近く生成できます。
人物を描くときに有効なプロンプトを紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
- 服装
- 性別
- 年齢
- 体型
実例とともに、それぞれ詳しく解説します。
服装
人物画では服装も重要です。プロンプトで伝えてあげれば、服装自体を指定できますし、その服装に合った人物の描き方もしてくれます。
また、テキストのプロンプトで伝えるだけでなく画像参照も活用すれば、資料やプロモーションにも使える人物画を作成可能です。
服装にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
short-sleeved shirt | 半袖のシャツ |
long-sleeved shirt | 長袖のシャツ |
t-shirt | Tシャツ |
polo shirt | ポロシャツ |
blouse | ブラウス |
tank top | タンクトップ |
camisole | キャミソール |
sweatshirt | トレーナー |
hoodie | パーカー |
sweater | セーター |
turtleneck | タートルネック |
one-piece dress | ワンピース |
coat | コート |
vest | ベスト |
jacket | ジャケット |
cardigan | カーディガン |
suit | スーツ |
japanese clothes | 和服 |
kimono | 着物 |
yukata | 浴衣 |
パンツ(ズボン)やスカートといった“下半身の服装”を伝えるプロンプトを紹介します。
服装(下半身)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
pants | パンツ |
jeans | ジーンズ |
skirt | スカート |
slacks | スラックス |
靴の描き方を変えると、人物や画像全体が与える印象も変わってくるでしょう。色や柄もあわせて伝えれば、ポップや真面目など、幅広く印象を操作できます。
服装(靴)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
sneakers | スニーカー |
sports shoes | スポーツシューズ |
high-cut sneakers | ハイカットスニーカー |
platform shoes | 厚底靴 |
dress shoes | 革靴 |
loafers | ローファー |
high-heels | ハイヒール |
pumps | パンプス |
boots | ブーツ |
rubber boots | 長靴 |
mouton boots | ムートンブーツ |
Napoleon boots | ナポレオンブーツ |
roller skate | ローラースケート |
sandals | サンダル |
slippers | スリッパ |
barefoot | はだし |
各職業の制服は、その職業を伝えれば反映してくれます。ですから、制服を示すプロンプトは、たとえば「画像の人物にコスプレさせたい」といったシーンで効果的でしょう。
また、動物や食べ物を擬人化するときにもおすすめです。
制服にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
school uniform | 学生服 |
police uniform | 警察官の制服 |
firefighter uniform | 消防服 |
pilot uniform | パイロットの制服 |
gym uniform | 運動服 |
doctor’s coat | 白衣 |
maid costume | メイド服 |
cowboy | カウボーイ |
性別や年代
人物画を作成するときは、性別や年代を指定するのがおすすめです。指定しないと、さまざまな性別・年代の人物が描かれてしまいます。
性別や年代にかかわる、よく用いられるプロンプトを紹介しますので、プロンプトの基本として覚えておきましょう。
性別や年代にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
male | 男性 |
boy | 男の子 |
old man | おじいさん |
female | 女性 |
girl | 女の子 |
old woman | おばあさん |
年齢
プロンプトで伝えれば、具体的な年齢も指定可能です。「◯代前半」のようにおおよその年齢で問題なければ、以下に紹介するプロンプトを使いましょう。
具体的に「◯歳」と指定したいときは「◯ years old」と記載してください。
年齢にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
baby | 乳児・赤ちゃん |
toddler | 幼児 |
teenager | 10代後半 |
college age | 大学生の年齢 |
young adult | 10代後半から20代前半 |
in 30s | 30代 |
in 40s | 40代 |
「◯学生」のように指定すれば、年齢・年代を具体的に伝えなくても、該当する年齢の人物が描かれます。
学生にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
pre-schooler | 幼稚園児 |
elementary school student | 小学生 |
junior high school student | 中学生 |
senior high school student | 高校生 |
体型
特定の体型をプロンプトに入れ込むことも、より詳細な人物画を作るためには欠かせません。
体型を指定しなければ、ほとんどの場合「中肉中背」の人物が描かれます。体型を指定したいときは以下のようなプロンプトを使ってみましょう。
体型にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
slender | すらっとした |
medium build | 中肉中背の |
robust | がっちりした |
overweight | 肥満の |
身長もプロンプトで指定できます。1人を描く場合は比較が難しい傾向にありますので、先に紹介した「extreme(極端な)」を活用したり、具体的な身長を指示してあげるとよいでしょう。
体型(身長)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
tall | 背の高い |
short | 背の低い |
petite | 小さい |
medium height | 中背の |
顔にかかわるプロンプトと実例
人物画を生成するとき、何も指定しなければ、無表情か微笑んでいる人物が描かれます。表情は画像の印象を大きく左右しますので、指定するようにしましょう。
- 表情
- 顔のパーツ
- 髪型
実例も踏まえつつ、顔のパーツや髪型についても解説します。
表情
表情を示す英単語は形容詞ですから、できるだけ具体的な言葉選びをするようにしましょう。
たとえば「明るい表情」であれば、単に「明るい」と伝えるのではなく、「どのように明るいのか」を明確に伝えるのが重要です。
表情の種類ごとにプロンプトを紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
表情(明るい)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
smiling | 笑顔 |
cheerful | 陽気な |
excited | 興奮している |
confident | 自信がある |
表情(暗い)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
sad | 悲しんでいる |
crying | 泣く |
shocked | ショックを受ける |
anxious | 不安な |
表情(怒り)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
angry | 怒っている |
frustrated | イライラした |
disgusted | 嫌悪している |
indignant | 憤慨した |
表情(その他)にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
embarrassed look | 照れている |
shy | 恥ずかしがる |
scared | 怖がっている |
tired | 疲れている |
surprised | 驚いている |
confused | 混乱している |
nervous | 緊張している |
relaxed | リラックスしている |
顔のパーツ
より詳細に人物を描きたいのであれば、顔の形やパーツといった細部にもこだわりましょう。
極端に見分けがつくような差は生じにくいですが、より理想的な画像にするには欠かせないポイントです。
まずは顔の形にかかわるプロンプトを紹介します。
顔の形にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
long shaped face | 面長 |
round face | 丸顔 |
square shaped face | エラの張った顔 |
baby face | 童顔 |
次に、顔の各パーツにかかわるプロンプトを紹介します。
顔のパーツにかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
largish eyes | 大きな目 |
small eyes | 小さい目 |
slant eyes | つり目 |
drooping eyes | たれ目 |
thick eyebrows | 太い眉毛 |
thin eyebrows | 細い眉毛 |
wide forehead | 広いおでこ |
thick lips | 厚い唇 |
髪
髪型や色をプロンプトで伝えれば、その人物がどのような人なのか、イメージを伝えやすくなるでしょう。
まずは髪型にかかわるプロンプトを紹介します。今回は女性を例にしています。
髪型にかかわるプロンプト(ワード) | |
---|---|
straight hair | ストレートヘア |
curly hair | カーリーヘア |
short hair | ショートヘア |
long hair | ロングヘア |
dreadlocks | ドレッドヘア |
braids | 編み込み |
pigtails | ツインテール |
ponytail | ポニーテール |
bun style | まとめ髪 |
mohawk | モヒカン |
pompadour | ポンパドール |
crew cut | 坊主 |
shaved sides | 刈り上げ |
pixie cut | ピクシーカット |
bob | ボブ |
shag | シャギーヘア |
髪の色は、単色はもちろん、複数の色を組み合わせたものにもできます。現実ではあまり目にされないようなカラーリングにすれば、ファンタジックな印象になるでしょう。
髪色にかかわるプロンプト(ワード) | |
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auburn hair | 栗色の髪 |
multi-colored hair | 多色の髪 |
two-color hair | 2色の髪 |
gray hair | 白髪 |
まとめ:プロンプトはシンプルかつ明確に!
Midjourneyをはじめとした画像生成AIは、日々進化を続けており、プロンプトの理解能力も向上しています。
しかし、「これを描いてほしい」とシンプルかつ明確に伝えた方が、イメージにより近い画像の生成が可能です。
また、画像生成AIの多くは海外のサービスなので、プロンプトは英語で書く必要があります。
日本語に比べて英語は、1つの単語ごとに意味やニュアンスが異なるので、作りたいものを示す単語をピンポイントに選択するようにしましょう。
弊社SHIFT AIでは、生成AIで使えるプロンプトや使い方の完全ガイドを配布しています。
「プロンプトの作り方や工夫をマスターしたい」という方は、ぜひ無料で資料を手に取ってください。
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