ChatGPT(チャットジーピーティー)を使えばロゴ作成が可能です。ChatGPTでロゴ作成をする方法を知らないと、自社のロゴがブランドのイメージと一致しないロゴが作成されてしまいます。
本記事では、ChatGPTでロゴ作成をする2つの方法と理想のロゴを作成するためのコツについて解説しています。
記事を読めば、ロゴのアイディアから完成までのステップを明確に把握できて、自信をもってロゴ作成ができるようになります。
こちらの記事以外にも、ChatGPTの活用方法17選と国内・海外における活用事例について知りたい方は、以下の記事もご一読ください。
また、弊社SHIFT AIでは、AI活用方法や、AI時代に必要とされるスキルセットなどの資料を無料で配布しています。
興味がある方は、ぜひ以下のリンクからお申し込みください。
\ 無料でダウンロード! /
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
ChatGPTでロゴ作成をする2つの方法
本章では、CahtGPTでロゴ作成をする方法を2つ紹介します。
- ChatGPTでロゴを作成する方法
- ChatGPTでアイデアだけを生成し、画像は別ツールで作成する方法
ChatGPTでロゴを作成する方法
まず、ChatGPTでロゴを作成する流れを紹介します。
- ChatGPTでロゴのイメージを文章で詳細に記述する
- 画像生成AIに入力してロゴを作成
ChatGPTでのみロゴ作成をしたい方は参考にしてください。
ChatGPTでロゴのイメージを文章で詳細に記述する
まず、ChatGPTを使ってロゴのイメージを文章で詳細に記述しましょう。
たとえば、「モダンでシンプルなデザインで、青と白を基調とした円形のロゴ。中央にスタイリッシュなフォントで会社名が配置され、その周りに波状のデザインが取り囲む」といった詳細な説明を作成します。
このような具体的な指示は、画像生成AIに正確なイメージを伝えるために重要です。
ChatGPTに入力してロゴを作成
次に作成した詳細な説明を元に、ChatGPTに入力するとロゴを生成します。
無料アカウントでも5時間に10件までの生成が可能で、ChatGPT-4ではDALL-E 3を使って画像を生成できます。
もし思ったようなロゴが作れないという方は、次の方法を試してみてください。
ChatGPTでアイデアだけを生成し、ロゴは別ツールで作成する方法
ここでは、ChatGPTを活用してロゴのアイデアを生成し、ロゴは別ツールで作成する方法を紹介します。
- ロゴのコンセプトを伝える
- 提案されたアイデアを参考にデザインツールでロゴを作成
ChatGPTと別ツールを活用すると、さらにクオリティの高いロゴを作成できるので参考にしてください。
ロゴのコンセプトを伝える
ChatGPTを使ってロゴのアイデアを生成し、その後別のデザインツールで実際のロゴを作成する方法もあります。
まず、ChatGPTに対してロゴのコンセプトや企業のビジョン、ターゲットとする顧客層などを詳細に伝えます。
たとえば、「新進気鋭のテクノロジースタートアップで、革新性と信頼性を強調したロゴ。色はテクノロジーを連想させる青系統、シンプルでクリーンなデザイン」といった具体的なコンセプトを提供します。
このような詳細な情報を元に、ChatGPTはさまざまなロゴのアイデアを提案します。
提案されたアイデアを参考にデザインツールでロゴを作成
ChatGPTが提案したロゴのアイデアを基に、Adobe IllustratorやCanvaなどのデザインツールを使用して実際のロゴを作成します。
これにより、ChatGPTのアイデアと人のデザインスキルを組みあわせて、完成度の高いロゴを作成可能です。
たとえば、ChatGPTが提案したロゴの基本コンセプトを元に、デザイナーが独自の視点で細部を追加し、より独創的なロゴを完成させます。
デザインツールでは、細部の調整、色の微調整、フォントの選定などが自由に行えます。その結果、最終的なロゴデザインを作成できます。
ChatGPTでは、ロゴ作成だけでなく、イラスト生成もできます。ロゴ作成とあわせてイラスト生成もおこないたい方は、以下の記事をご一読ください。
関連記事:ChatGPTで高品質イラスト生成!プロンプト作成のコツと活用法を解説
ChatGPTで理想のロゴを作るための4つのコツ
本章では、ChatGPTで理想のロゴを作るための4つのコツを紹介します。
- 作成したロゴに対するフィードバックをおこなう
- 部分編集機能を活用する
- できるだけ詳細に指示を送る
- 英語でプロンプトを書く
ロゴがうまく作成できない時に役立ててください。
作成したロゴに対するフィードバックをおこなう
ロゴを作成した後にフィードバックをおこないます。フィードバックを通じて、ロゴのデザインが意図した内容を正確に伝えているか、ターゲットに合うロゴなのかを確認できます。
たとえば、ロゴをチームメンバーや顧客に見せて意見を集めることで、改善点や新たなアイデアが得られます。
また、ChatGPTにフィードバック内容を伝えて、さらに具体的な修正案を得ることで、より洗練されたロゴが完成します。
部分編集機能を活用する
ChatGPTを使ったロゴ作成では、部分編集機能を利用できます。部分編集機能を使うことで、特定の要素だけを変更したり、追加したりできます。
たとえば、すでに作成されたロゴの色合いやフォントの変更をChatGPTに指示すると、デザイン全体を大きく変更せずに部分的な改善を行えます。
実際に、「モダンでシンプルなデザインで、青と白を基調とした円形のロゴ。中央にスタイリッシュなフォントで会社名が配置され、その周りに波状のデザインが取り囲むロゴを作成して」と指示して、作成したロゴを編集してみました。
ロゴが生成されたあと、画面右上に表示される「選択する」で部分編集をおこないたい箇所を選べます。
今回は「選択した部分をもっと読みやすくして」と再度ChatGPTに指示を出しました。
この工程により、時間を節約しつつ、より満足のいくロゴを作成してくれます。
部分編集機能を活用すると、ロゴの完成度を高めてよりロゴ作成がスムーズになります。
できるだけ詳細に指示を送る
ロゴ作成において、ChatGPTに対してできるだけ詳細に指示を送りましょう。
詳細な指示を提供すると、ChatGPTがより正確に意図を理解し、希望に沿ったロゴを作成します。
以下の細かい要素を具体的に伝えることがポイントです。
- 色の指定
- フォントの種類
- 配置のバランス
- 具体的なシンボルの使用など
たとえば、「青色の背景に白い文字で、モダンなサンセリフフォントを使用し、中央に会社名、その周囲にシンプルな幾何学模様を配置する」といった指示を与えると、より具体的なロゴ案を提供してくれます。
英語でプロンプトを書く
ChatGPTを使ってロゴを作成する際には、英語でプロンプトを書くことも効果的です。
英語でプロンプトを書くことで、より多くの情報を正確に伝えられます。
また、英語は多くのAIツールで精度が高い言語の一つであるため、期待する結果が得られやすくなります。
日本語
「青と白を基調としたミニマルなデザインのモダンなロゴを作成してください。ロゴはシンプルな幾何学的形状で、中央に洗練されたサンセリフ体のフォントで会社名を入れてください。」
こちらのという指示を以下の英語で提供してみます。
英語
「Create a modern logo with a minimalist Design, using blue and white colors. The logo should include a simple geometric shape and the company name in a sleek sans-serif font in the center.」
このように英語で提供すると、ChatGPTがより正確にデザインを生成します。英語の作成が苦手な方は、Google翻訳またはDeepL翻訳を用いて作成しましょう。
理想のロゴを作成するために、もっと他の知識も取り入れたい方は、以下の資料(無料)をご覧ください。
\ 無料でダウンロード! /
ChatGPTでロゴ作成する際に役立つプロンプト例
ChatGPTでロゴを作成する際には、適切なプロンプトを使うことで、より理想に近いロゴを生成できます。
たとえば、以下のようなプロンプトを使用すると良いでしょう。
プロンプト例
#命令
- Create a prompt for ChatGPT to Designa logo.
#入力
- Purpose of the logo (e.g., corporate brand identity, product logo, event logo)
- Target audience (e.g., youth, adults, industry professionals)
- Color preferences or restrictions
- Font or style preferences or restrictions
- Specific elements or symbols to include (e.g., certain icons, motifs)- Shape or size constraints for the logo
- Other Design constraints or preferences (e.g., simple Design, modern style)
#制約条件
- The created logo must be visually appealing and appropriate for the target audience.
- The logo must be high resolution and usable in various sizes.
- Follow the prompt instructions and use appropriate colors, fonts, and styles in the Design.
#出力形式
Bullet points
他にも、以下のように具体的な要素を含むプロンプトも有効です。
プロンプト例
「Design a logo for a bakery. It should include a whimsical font, pastel colors, and an icon of a cupcake.」
これにより、ChatGPTが意図を正確に理解し、より満足のいくロゴを作成します。
ChatGPTでロゴが簡単に作れるおすすめGPTs
ここからは、ChatGPTでロゴが簡単に作れるおすすめGPTsを3つ紹介します。
- Logo Creator
- スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」
- Logo
GPTsを活用してロゴを作成したい方は参考にしてください。
Logo Creator
出典:Logo Creator
Logo Creatorは、ChatGPTを利用して簡単にロゴを作成できるGPTsの1つです。ユーザーが提供する詳細な指示に基づいて、さまざまなスタイルのロゴを自動生成します。
たとえば、企業のビジョンや色の好み、使用するフォントのスタイルなどを指定すると、Logo Creatorがそれに応じたデザイン案を提供します。
このツールは、デザインの知識がない人でも簡単にプロフェッショナルなロゴを作成できる点が魅力です。
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」
出典:ロゴ作る君
「ロゴ作る君」は、ユーザーの要望に応じたカスタムロゴを生成するためのGPTsです。
このツールは、シンプルな操作で複数のデザインオプションを提供し、DALL-E3を使いロゴを作成してくれます。
たとえば、企業のイメージや製品の特徴にあわせたロゴを簡単に作成できるため、小規模ビジネスやスタートアップに最適です。
Logo
出典:LOGO
Logoは、ユーザーが提供する詳細な説明に基づいてロゴを作成するGPTsです。
たとえば、「スポーツチームのための力強いロゴデザイン。赤と黒の色を基調とし、チーム名を大胆なフォントで中央に配置し、背景にスポーツ関連のアイコンを追加」といった具体的な指示を入力すると、Logoがその指示に基づいたデザイン案を生成します。
このGPTsは、形状や色を細かく指定できるのが特長です。
ChatGPTでロゴを作成する3つのメリット
本章では、ChatGPTでロゴを作成するメリットを3つ紹介します。
- 簡単で手軽にロゴが作れる
- 短期間でたくさんのアイデアが出せる
- ユーザーからのフィードバックに基づいて改善できる
本章を読むと、ChatGPTでロゴを作成するべき判断できます。
簡単で手軽にロゴが作れる
ChatGPTを使用すると、デザインの知識がない人でも簡単にロゴを作成できます。
ChatGPTは、ユーザーが入力する指示に基づいて自動的にデザイン案を生成します。
たとえば、「青と白を基調としたモダンなロゴを作成してください」といった具体的な指示を与えるだけで、数分以内に複数のロゴ案を提供します。
これにより、デザインを作成する工程が大幅に簡略化され、手軽にロゴを作成できます。
短期間でたくさんのアイデアが出せる
ChatGPTは、短時間で多くのロゴアイデアを生成できます。これにより、ユーザーが提供するコンセプトに基づいて、複数のバリエーションを試せます。
たとえば、同じコンセプトで色やフォントを変えた複数のデザイン案を一度に生成できます。
これにより、短期間で多くの選択肢から最適なデザインを見つけられます。
とくに、急いでロゴを必要とするプロジェクトや短期間で多くのデザイン案を試したい場合に役立ちます。
ユーザーからのフィードバックに基づいて改善できる
ChatGPTで生成したロゴは、ユーザーからのフィードバックに基づいて改善できます。
生成されたデザイン案をチームメンバーやクライアントに見せて意見を集め、そのフィードバックをChatGPTに入力すると、さらに洗練されたロゴを作成できます。
たとえば、「文字のサイズを少し大きくして、色をもう少し明るくしてください」といった具体的なフィードバックを与えることで、細部にわたる調整が簡単に行えます。
ChatGPTでロゴを作成する4つのデメリット
本章では、ChatGPTでロゴを作成する際、4つのデメリットについて解説します。
- 独創性や芸術性には限界がある
- 著作権や商標権に抵触する可能性がある
- 完成度に限界がある
- 細かい指示が難しい
デメリットを理解しておけば、ChatGPTでロゴ作成する前にリスクを把握できます。
独創性や芸術性には限界がある
ChatGPTは、独創性や芸術性には限界があります。
ChatGPTが生成するデザインは過去のデータに基づいており、新しいアイデアや革新的なデザインを生み出す力は人間のデザイナーにはおよびません。
たとえば、複雑で抽象的なアートや個性的なタッチが求められるプロジェクトでは、ChatGPTの生成するロゴが期待に沿わないことがあります。
人間のデザイナーは、クライアントのビジョンを深く理解し、独創的な視点からデザインを作成できるため、芸術性が重要なプロジェクトではプロのデザイナーに依頼するほうが適しています。
著作権や商標権に抵触する可能性がある
ChatGPTで生成されたロゴが他のデザインと類似している場合、著作権や商標権に抵触するリスクがあります。
ChatGPTは大量のデータを学習しているため、無意識に既存のロゴに似たデザインを生成してしまうケースがあります。
たとえば、知らないうちに有名なブランドロゴに酷似したデザインが生成されます。
このようなリスクを避けるためには、生成されたロゴを使用する前に慎重にチェックし、必要に応じて法律専門家の意見を求めることが重要です。
また、著作権や商標権に関する基本的な知識をもつことで、リスクを最小限に抑えられます。
完成度に限界がある
ChatGPTが提供するロゴは、あくまでアイデアの段階にとどまることが多く、完成度に限界があります。
ChatGPTが生成するロゴは基本的なデザイン要素を組みあわせているので、細部の調整や微調整は人間の手が必要です。
たとえば、色の微妙な調整やフォントの細かな変更など、細部の仕上げはデザインツールやプロのデザイナーによる微調整が不可欠です。
そのため、最終的なロゴの完成度を高めるには、追加の時間と労力が必要になります。
細かい指示が難しい
ChatGPTに対して細かい指示を与えるのは難しい場合があります。
詳細なデザイン要素や微妙なニュアンスを伝えるには、相当の工夫と試行錯誤が必要です。
たとえば、「青と白のグラデーションを使用し、中央にシンプルな幾何学模様を配置し、その周囲に細かいラインを追加する」といった具体的な指示を与える場合、AIがその意図を正確に理解してロゴを生成するのは難しいです。
そのため、細かいニュアンスや独特のデザイン要求を満たすためには、何度もプロンプトを修正しながら試行錯誤する必要があります。
【実演】ChatGPTでロゴ作成をしてみた
本章では、実際にChatGPTを使ってロゴを作成する流れを紹介します。
まず、ChatGPTに対して具体的な指示を与えます。「青と白を基調としたモダンなテクノロジースタートアップのロゴを作成してください」と指示します。
続いて、「中央に会社名をスタイリッシュなフォントで配置し、その周囲にシンプルな幾何学模様を加えてください」と指示します。
プロンプトに基づいて、ChatGPTが生成したロゴ案を見て、必要に応じてフィードバックをおこないます。
たとえば、「フォントを少し太くして、幾何学模様をよりシンプルにしてください」といった具体的な修正指示を与えると、理想的なロゴに近づけます。
最終的に満足のいくロゴが完成したら、それをデザインツールで微調整して仕上げます
以上が、ChatGPTを使ってロゴを作成する流れです。
ロゴ作成以外のChatGPTの活用方法
ChatGPTはロゴ作成以外にも、以下の活用方法があります。
- ブログ記事の執筆
- SEO対策
- マーケティングコピーの作成
また、カスタマーサポートの自動応答システムやデータ分析の初期段階での仮説立案など、ビジネスの多岐にわたる分野での利用が可能です。
これにより、業務の効率化と生産性向上が期待できます。
ChatGPTの特徴や活用事例について、さらに知りたい方は、以下の記事をご一読ください。
ChatGPTを使ったロゴ作成のポイント
ChatGPTを使ったロゴ作成は、簡単かつ迅速に多くのロゴを生成できます。
さらに、具体的な指示を詳細に伝えると期待通りのロゴを作成できます。
ただし、独創性や著作権の問題に注意し、最終的なデザインの微調整はデザインツールやプロのデザイナーの手を借りると良いでしょう。
ChatGPTの活用方法は多岐にわたるため、ロゴ作成以外にもビジネスのさまざまな場面で役立つツールとして積極的に利用しましょう。
SHIFT AIでは、ChatGPT以外にもAIスキルを伸ばして業務効率をアップさせるためのセミナーを無料で開催しています。興味のある方は、ぜひとも以下のボタンから確認してみてください。
\ AI人材の一歩目! /