ChatGPTを始めてみたいけど、日本語で使えるの?
そんな悩みを抱えているあなたに、日本語でChatGPTを使う方法をご紹介します。
プロンプト(ChatGPTに送る指示分)のコツもいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ChatGPTは海外で作られた生成AIツールなので、日本語対応してるのかどうか気になる方もいるかもしれませんが、結論ChatGPTは日本語で利用することができ、日本語の指示に対して日本語で返答してくれます。ChatGPTは意外と気軽に始められますよ。
ChatGPTとは?
ChatGPTとは、OpenAIが開発したAIチャットボットです。自然な会話を人間とすることができ、複雑な疑問応答、クリエイティブな文章生成、情報収集等、多種多様なタスクに対応可能です。
そもそもChatGPTは日本語で使える?
ChatGPTは結論、日本語に対応しています。そのため、日本語での指示に対して日本語でアウトプットをだしてくれます。
次の章ではその点を解説していきます。
ChatGPTは日本語に対応している
ChatGPTは元々英語のテキストに最適化されていますが、日本語の対応も可能です。このAIモデルは、多言語のデータセットから学習をしています。そのため、日本語の文字列を入力すると、それに対する適切な返答を生成する能力を持っています。
しかし、全ての日本語コンテンツに対する理解度や応答精度が英語と同等とは限りません。特に、専門的な知識を要する問いかけや、日本独自の文化や表現などに対する応答は不完全な場合もあります。
だからこそ、日本語での使用時には、適切なプロンプトの付け方や、結果の解釈に注意が必要です。これについては、後の章で詳しく解説していきます。
また、ChatGPTの学習データは2021年9月までのものです。それ以降の情報に関しては正しい解答が得られませんので、ご注意ください。
ChatGPTの日本語での使い方-公式サイトに登録して、様々な媒体でChatGPTを使えるようになろう
ChatGPTを使用するには、公式サイトへのアクセスが必要です。
アカウント作成の方法から、媒体別での利用方法まで、解説します。
公式サイトへアクセスする
OpenAI公式サイトをクリックし、「ChatGPT」、「Try ChatGPT」を選択するとChatGPTのページに遷移します。
アカウントの作り方とログイン方法
ChatGPTを使用するにはアカウントが必要です。
以下にアカウント作成手順とログイン方法を説明します。
【アカウント作成手順】
・OpenAI公式サイトホーム画面右上の「Get started」をクリック
・必要な情報を入力(メールアドレス、パスワード等)
・「Create Account」をクリック
アカウント作成後は、「Log In」ボタンでログインします。
【ログイン手順】
・ホーム画面右上の「Log In」をクリック
・ユーザー名(メールアドレス)とパスワードを入力
・「Log in」をクリック
以上がChatGPTのアカウント作成・ログインの方法になります。アカウント作成後はログインから、ChatGPTをご利用いただけます。
パソコンでの利用方法
パソコンでのChatGPTの利用はブラウザ経由になります。
実際のChatGPTの使用手順を紹介していきます。
ブラウザ由での使用手順
まず、ブラウザでChatGPTの公式ページにアクセスします。
次に「Log in」ボタンから作成したアカウントでログインします。
ログイン後、「New chat」をクリックして新しい会話を開始することができます。
プロンプト(会話の開始文)を入力する欄が表示されますので、例えば「英語の勉強方法を教えて」と入力し、「Send message」をクリックします。すると、ChatGPTが自動的に返答してくれます。
以上がパソコンでChatGPTを使う基本的な手順です。適切なプロンプトの使用で、様々な会話が楽しめます。
スマートフォン(アプリ)での利用方法
スマートフォンでChatGPTを利用する場合は、アプリのダウンロードが必要です。
以下の章でアプリの利用方法を解説していきます。
公式アプリのダウンロードと使用手順
iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle Play StoreからOpenAI公式のChatGPTのアプリをダウンロードします。
どちらのストアからも検索してでてきますが、ChatGPTに似たようなアプリも多いので気を付けてください。
以下の記事では、ChatGPT公式アプリの見分け方を解説しています。
さらに、以下の記事ではChatGPTをスマホで使う方法や公式アプリの機能に関してご紹介しています。
すでにアカウントをお持ちの方はログインを行い、初めての方は登録を進めてください。
ログイン後は、画面から直接ChatGPTを利用することができます。具体的には、入力欄に質問や会話文を入力して「送信」をタップするだけで、あたかも人間が返信するかのような自然な日本語の文章が生成されます。
なお、スマートフォンでの利用はパソコンと基本的に操作方法は変わりませんが、画面が小さいため入力欄や生成された文章が見にくい場合は、横画面での使用を試すと良いでしょう。
スマホでの使い勝手と注意点
スマホでのChatGPTの利用は基本的にはPCと変わりませんが、長文を打つ場合などはPCの方が向いています。本格的なプロンプトを作成したい時はPCの利用をおススメします。
また、スマホ版では音声入力が利用できるため、音声入力をよく使用する人にとっては使い勝手が良いと言えるでしょう。
用途に合わせて使ってみてください。
【コツ】ChatGPTが日本語で答えてくれない時の3つの解決策
ChatGPTからの返答が英語になってしまうことがあります。このような場合の対処法を3つ紹介します。
1.プロンプトを日本語で入力する
ChatGPTが日本語で答えてくれない時、一つ目の解決策として「プロンプトを日本語で入力する」方法があります。
以下はその操作手順です。
まず、ChatGPTの対話画面に移動します。
次に、テキスト入力欄に対話内容となる日本語テキストを打ち込みます。例えば、「アフリカの公用語は何?」といったシンプルな質問から、「小説のプロットを考えてください」といった複雑な要求まで、幅広く入力できます。
最後に、エンターキーを押すことで、ChatGPTに命令を伝えることができます。
もしも、これによっても回答が得られない場合は、次の解決策を試してみてください。
2.プロンプトの最後に「日本語で返答してください」と入力する
ChatGPTに日本語で返答を求める場合、プロンプトの最後に「日本語で返答してください」と具体的に指示を出す方法もあります。これは、ChatGPTに「日本語でコミュニケーションをとりたい」という意図を明確に伝えるためのものです。
入力した文章に英語が混ざっていると英語での応答になってしまう場合がありますが、そのケースには有効です。
3.プロンプトの最後に「lang:ja」と入力する
ChatGPTに日本語での回答を促すためのもう一つの方法は、プロンプトの最後に特殊なコード「lang:ja」と入力する方法です。
具体的な手順は以下の通りです。
例えば、「Please tell me how to make curry.」(カレーの作り方を教えて)と入力します。
次に、その文の最後に「lang:ja」と付け加えます。全体で「Please tell me how to make curry. lang:ja」となります。
これにより、ChatGPTはあなたの質問を正確に理解し、日本語で答えを返してくれます。
ただし、必ずしも100%日本語の回答が得られる訳ではありません。ChatGPTは基本的に英語中心のAIであるため、時折英語の回答が混ざることがあります。その際は、再度「lang:ja」を付けて試すか、質問を変えてみてください。
ChatGPTでできる3つのこと
ChatGPTは活用次第では、効率的に生産性を向上させることができます。ChatGPTでできる以下3つのことについて紹介します。
- クリエイティブな文章生成
- 質問応答や会話のシミュレーション
- 情報収集や要約のサポート
それでは、それぞれ解説していきます。
クリエイティブな文章生成
ChatGPTは、ユーザーの入力に基づいて自然な文章を生成する能力が特徴的であり、これによりクリエイティブな文章作成が可能となります。例えば、小説や物語の要素をプロンプト(指示)として与えることで、オリジナルのストーリーを作り出すことができます。
また、広告文や独自のスローガンなど、マーケティング目的で使うことも可能です。これにより、新たな視点や表現を引き出すことで、より魅力的なコンテンツを生み出すことが可能になります。
このように、ChatGPTはあなたのクリエイティブな思考やアイデアを形にする強力なツールとなります。
質問応答や会話のシミュレーション
ChatGPTは、ユーザーの質問に即応答することが可能です。例えば、「織田信長は何をした人?」といった単純な質問には素早く回答を得ることができます。それだけでなく、もっと深い内容の質問にも対応します。たとえば、「メタ認知とはなんですか?具体的な例を示して説明してください」などです。
また、会話のシミュレーションも得意としています。ユーザーとChatGPTとの間で対話形式のコミュニケーションを行うことができます。例えば、「こんにちは!お話ししましょう!」と話しかければ、ChatGPTと会話することができます。
ChatGPTは日常的な質問から深遠な議論まで、ユーザーと自然にコミュニケーションを取ることができます。
情報収集や要約のサポート
ChatGPTは、大量の情報をスムーズに処理して要約を提供する能力を持っています。リサーチや情報収集において、時間と労力を大幅に節約することが可能です。
例えば、ある特定のトピックについて調査を行いたいとします。その際には、そのトピックに関連するキーワードや文言をプロンプト(指示文)としてChatGPTに入力します。それに対して、ChatGPTは膨大なデータベースから関連情報を抽出し、分かりやすい形で要約を提供してくれます。
また、長い文章を短くまとめるという要約作業も得意です。報告書や長文の記事から主要なポイントだけを抽出し、短い文章にまとめる作業は、時間がかかりますよね。しかし、ChatGPTにその文章を入力すれば、重要なポイントを凝縮した要約を素早く作成してくれます。
これらの機能により、ChatGPTは情報収集や要約作業の大きなサポートとなります。
以下の記事では、ChatGPTを使ってPDFを要約する方法について詳しくお伝えしています。
ChatGPTの日本語での3つの面白い使い方
ChatGPTは、非常に便利で仕事や日常において大活躍します。そんな高性能なChatGPTですが、その高い性能を面白く活用している人も多くいます。
SNSでChatGPTの面白い使い方もよくバズを引き起こしており、人々のChatGPTに対しての関心の高さを感じるところです。
この章では、ChatGPTの日本語での面白い使い方を3つご紹介します。
1. 謝罪文の作成
ChatGPTを使えば、誠実で適切な謝罪文を作成することも可能です。まずはじめに、具体的な状況を明確にプロンプトに入力します。例えば、「昨日の会議に遅刻したことについて、上司に対する謝罪文を書きたい」といった具体的な要望を入力します。
次に、ChatGPTに命令を出します。「日本語で返答してください」と追加で入力すると、ChatGPTは以下のような謝罪文を生成します。
「〇〇さんへ、私の不注意による会議遅刻につきまして、ここに深くお詫び申し上げます。皆様の貴重な時間を奪う形となり、大変申し訳ありませんでした。以後、時間管理に細心の注意を払い、再発防止に努めます。」
このように、ChatGPTを使えば、状況や要望に応じた丁寧な謝罪文を生成することができます。なお、完全に自動生成された文章をそのまま使うのではなく、自分自身の感情や考えを加えて修正することが求められますが、効率的に原稿を作成する上で非常に便利なツールと言えるでしょう。
例えば、大事な商談に遅刻してしまったとします。
そんな時は謝罪文を買いて先方に送るのが良さそうですが、その謝罪文を作るのも手間がかかってしまいます。
そこで、ChatGPTの登場です。ChatGPTに全力で謝罪させ、謝罪文をつくってもらうのです。
実際にChatGPTに謝罪文をつくってもらいました。
このようなラフな感じの指示文ですが、しっかりとした謝罪文を出力してくれました。
2. クイズの作成
ChatGPTを活用して、楽しいクイズを作成することも可能です。例えば、ある特定のテーマについての問題を生成するよう指示すると、ChatGPTはそのテーマに関連した問題を考え出します。
具体的な使い方は次の通りです。
ChatGPTに「{テーマ}に関するクイズを作成してください」と入力します。例えば、「日本の歴史に関するクイズを作成してください」と入力すると、
ChatGPTは数秒後に「日本の歴史」についてのクイズを作成します。
実際にChatGPTにクイズを作成してもらいました。
歴史に関するクイズができました。
指示文がアバウトでしたが、例えば「室町時代に関しての」「江戸時代に関しての」など年代をより具体的にしたり、「戦後の日本文学についての」「戦国武将についての」などトピックを絞ってクイズを作成しても面白いでしょう。
これを使えば、学校の授業や友人とのゲームなど、様々な場面で活用できます。ただし、生成されるクイズの正解はChatGPTの学習データに基づいているため、必ずしも正確ではない可能性も覚えておきましょう。必要に応じて、自身で確認と修正を行うようにしてください。
3. オリジナルレシピの考案
ChatGPTを利用すると、日本語でいつでもどこでも美味しいレシピを教えてもらうことが可能です。例えば、「今日の夕飯は何にしようかな」と思ったときや、「冷蔵庫にある食材で何か作りたい」というときに、ChatGPTにアドバイスを求めてみましょう。具体的な使い方は以下の通りです。
以下のプロンプトを用いてChatGPTにおすすめレシピをきいてみます。
【プロンプト】#命令文あなたはプロの料理人です。これから、以下の#制約条件 に従い、#食材リスト にある食材を使用した料理のレシピを考えて提案してください。 #制約条件・・必ず以下の#食材リスト の内容の食材を用いる。・#食材リスト の食材は必ず含める必要がある。しかし、必要であればそれ以外の食材もレシピに含めても良い。・今回考案するレシピは3人前分です。・レシピを考案する際には、以下の情報についても出力する。調理時間(分単位)、費用目安(円)、カロリー(kcal)、必要な材料、作り方・必ず以下の#出力形式 に従って出力を行う。 #食材リスト{自由記述。箇条書きが望ましい} #出力形式料理名: [料理名を埋める]調理時間: [調理時間を埋める]費用目安: [費用の目安を埋める]食材リスト (2人前):[表形式で出力→1列目: 材料、2列目: 2人前の分量]作り方[表形式で出力→1列目: 番号、2列目: 説明] |
冷蔵庫に鶏むね肉、玉ねぎ、にんじんがあると仮定してプロンプトに入力し、ChatGPTにきいてみます。
ChatGPTが提案したレシピは以下です。
このように、手元の食材を最大限に活用したレシピ提案を受けることが可能です。
ChatGPTの高度なAI技術により、幅広い料理の知識から適したレシピを教えてくれます。これにより手軽に料理のアイデアを得られます。
<そのほかの面白い活用方法はこちら、みたいにして内部リンクしておきましょう>
日本語対応によって広がる可能性とアイデア
ChatGPTが日本語に対応したことで、その活用の幅は広がりました。日本語のデータ分析や日本の社会的なトピックに関する洞察を得ることが可能になりました。例えば、SNS上の日本語を解析して、現在のトレンドや感情の変化をつかむことができます。
また、日本語教育にも役立てることができます。ChatGPTは様々な会話のシミュレーションが可能であるため、日本語学習者がリアルタイムでフィードバックを得ながら会話の練習をすることができます。
さらに、日本の文化や歴史についての情報を提供する文化体験アプリの開発など、新たなアイデアも生まれてきています。これらは全て、ChatGPTの日本語対応がもたらした可能性の一部です。これからもさらなる活用法が見つかることでしょう。
まとめ – ChatGPTは日本語でも使える
ChatGPTは、AI技術の進化により、日本語の入力に対しても適切な応答を返すことが可能です。これにより日本人ユーザーにとっても、より自然なコミュニケーションを実現することができます。
具体的には、日本語で質問を投げかければ、それに対する答えを日本語で返してくれます。例えば、「日本の首都は?」と問いかければ、「日本の首都は東京です」といった回答が得られます。
また、ChatGPTは日本語の文章生成も可能で、創作活動の一助となります。例えば、小説や詩の一部を入力すれば、それに続く文章や行を生成することができます。
これらの利用方法は、ChatGPTが多言語に対応していることを示す証左であり、その可能性は無限大です。日本語ユーザーもこの便利なツールを活用することで、新たな発見や創造性の喚起が期待できます。