ChatGPTのプラグインの導入方法・使い方を知りたい
おすすめのChatGPTのプラグインを知りたい
ChatGPTプラグインをうまく使えない時の対処法を知りたい
ChatGPTは、プラグインによってよりカスタマイズされたツールに進化させることができます。
この記事では、ChatGPTプラグインの導入方法や使い方・人気&おすすめのプラグイン・トラブル対処法について詳しく解説します。

この記事を読むことで、プラグインの利用に関する知識が深まりChatGPTをより効果的に活用する手助けになるでしょう。
また、トラブル対処法についても触れているため、何か問題が発生した際にも対応できるようになります。プラグインを導入してChatGPTを最大限に活用したい方におすすめの記事です。
ChatGPTプラグインの概要
ChatGPTプラグインは、OpenAIが開発したChatGPTの能力を拡張するための様々な拡張機能のことです。
導入することでChatGPTの基本機能だけでなく、多くの追加機能をカスタマイズして活用できます。
2023年3月に最初の一揃いのプラグインが公開され、それから数ヶ月で約800種類のプラグインが開発され、現在では多くのユーザーに利用されています。
ChatGPTプラグインで何ができるの?
ChatGPTプラグインは、ChatGPTの機能を拡張し、多様なタスクを効率的に行うことを可能にします。
プラグインには様々な種類があり、それぞれ特定のタスクを助ける機能を提供しています。
例えば、Webサイトからの情報収集、PDF読み取り、タスクの自動化、画像生成・動画生成のサポートなど、多岐にわたる機能が追加できます。
ChatGPTプラグインの利用条件・環境
ChatGPTプラグインを利用するためには、以下の条件を満たす必要があります。
- ブラウザ版ChatGPTの利用
- 最新版のブラウザの利用
①ブラウザ版ChatGPTの利用
プラグインは、現在、PCまたはスマートフォンのブラウザ版ChatGPTでのみ利用可能です。アプリ版では、プラグインの選択や利用はできません。
②最新のブラウザの利用
プラグインを正常に使用するためには、最新版のウェブブラウザがインストールされている必要があります。
ただし、一部のプラグインは、特定のブラウザでしか動作しない場合がありますので、各プラグインの説明やサポートページを確認してください。
ChatGPTの無料プランでは使えない
ChatGPTは無料プラン(GPT-3.5)と有料プラン(GPT-4)の2つのプランがありますが、プラグインの利用については、有料プランに加入している必要があります。
現在無料プランでは、ChatGPTの基本的なテキスト生成機能は利用できますが、プラグインを利用することはできないため注意しましょう。
ChatGPTの料金・支払い方法は、こちらで詳しく解説しています
ChatGPTプラグインの導入方法(有効化設定)
ChatGPTプラグインの導入方法を画像付きで説明します。プラグインの有効化は、以下の7ステップでできます。
- ChatGPT(ブラウザ)にログインしてチャット画面を開く
- 画面左下の「Settings&Beta」を選択する
- 「Beta features」の画面から「Plugins」をオンにする
- 画面上部の「GPT-4」をマウスオーバーして「Plugins」を選択する
- チャット画面上部の「No pluguins enabled」をクリックする
1.ChatGPT(ブラウザ)にログインしてチャット画面を開く
まず、パソコンやスマートフォンのブラウザを起動し、ChatGPTにアクセスしログインしてチャット画面を開きましょう。
2.画面左下の「Settings&Beta」を選択する
チャット画面を開くと、画面の左下にユーザーのプロフィールが表示されます。
ユーザー名の右横にある「・・・」を選択して、「Settings&Beta」を押します。
3.「Beta features」の画面から「Plugins」をオンにする
「Settings」の画面を開いたら、三角フラスコのマークの「Beta features」という項目をクリックします。その中の「Plugins」をONにしましょう。
4.画面上部の「GPT-4」をマウスオーバーして「Plugins」を選択する
チャット画面の中央上部の「GPT-4」をマウスオーバー(またはタップ)します。「Plugins」にチェックマークを入れます。
5.チャット画面上部の「No pluguins enabled」をクリックする
6.「Plugin store」にアクセスして使い方プラグインを検索する
7.「Install」ボタンを選択する
ChatGPTプラグインの使い方
ChatGPTプラグイン導入後の使い方を説明します。
- ChatGPTのチャット画面を開く
- 再び画面上部の「No pluguins enabled」をクリックする
- インストールしたプラグインの中で適用したいものにチェックをつける
- プロンプトを入力して応答を待つ
1.ChatGPTのチャット画面を開く
2..再び画面上部の「No pluguins enabled」をクリックする
再び 画面上部の「No plugins enaled」を選択します。
3.インストールしたプラグインの中で適用したいものにチェックをつける
4.プロンプトを入力して応答を待つ
【用途別】導入したい! ChatGPTプラグインおすすめ7選
ここからは、用途別に導入したいChatGPTプラグインのおすすめツール7選を紹介します。
ぜひあなたの業務に役立ちそうなものから導入して試してみてください。
- Webブラウジングなら「WebPilot」
- PDF読み取り&要約なら「Ask Your PDF」
- ツール連携・タスク自動化なら「Zapier」
- テキストから図表作成をするなら「Diagrams: Show Me」
- YouTubeの要約なら「VoxScript」
- 高度な計算・データ処理なら「Wolfram」
- 画像生成用のプロンプト作成なら「Photorealistic」
1. Webブラウジングなら「WebPilot」


「WebPilot」はChatGPTを使ってWebブラウジングを行いたい場合に便利なプラグインです。
現在ChatGPTは2021年9月までの学習データしか持っていませんが、WebPilotを導入することでインターネット上の情報をリアルタイムで探索することが可能になります。
Webサイトの内容を取得するだけでなく、翻訳・再構築するなど、多様な機能が搭載されているため、最新情報・データを効率的に取得し、必要に応じて加工できます。
2. PDF読み取り&要約なら「Ask Your PDF」
PDFの読み取り・要約をしたいのであれば、「Ask Your PDF」というプラグインを導入してみましょう。
チャット画面の入力欄に読み取りたい文書のURLを入力するだけで、ChatGPTが情報にアクセスして必要な情報を探索したり、内容を要約してくれます。
キーワードの絞り込みや、特定のページ範囲のみを読み取るといった細かな設定も可能です。
またPDFの内容をテキストデータとしてエクスポートする機能もあるため、情報の整理・管理にも役立ちます。
3. ツール連携・タスク自動化なら「Zapier」
複数のアプリやツールを連携させタスクを自動化したい場合は、「Zapier」というプラグインがおすすめです。
Zapierを導入することで、ChatGPT上でアプリ間のデータの移動やタスクの自動化を簡単に行えるようになります。
例えば、メールの受信をトリガーに受信したメールの内容をGoogleスプレッドシートに自動で記録するといった設定も可能に。
また1つのトリガーで複数のアクションを自動化することもできるため、さまざまなタスクをChatGPT上で管理して業務効率化したい方におすすめです。
4. テキストから図表作成をするなら「Diagrams: Show Me」
データを視覚的に表現したい場合には、「Diagrams: Show Me」は最適なツールです。
ChatGPTはテキストデータを解析し、関連性の高い図表を自動生成します。
例えば売上データのテキストから、月ごとの売上推移のグラフを生成することも可能です。
データ解析やプレゼンテーション作成時に、時間を節約するための強力なプラグインです。
5. YouTubeの要約なら「VoxScript」
YouTubeの動画の内容を簡潔にまとめたい場合、「VoxScrip」が便利です。
動画の音声データをテキストに変換し、その内容を要約できます。1時間の講演動画の主要なポイントを10分で読めるテキストに変換することも可能です。
動画の主要なポイントを迅速に把握したい際や、動画コンテンツの情報を速やかに取得したい際に、非常に有用です。
6. 高度な計算・データ処理なら「Wolfram」
複雑な計算やデータ処理を行いたい場合には、「Wolfram」はおすすめです。
ChatGPTにより数学的な問題を解決し、データを処理する能力を持たせることができます。
統計データの分析や複雑な数式の解も数秒で求められるため、大量の計算やデータを処理しなければいけない際にも役立ちます。
7. 画像生成用のプロンプト作成なら「Photorealistic」
リアルな画像を生成するためのプロンプトを作成したいなら、「Photorealistic」が最適です。
Photorealisticを使用することで、あなたのイメージを最適なプロンプトに変換してくれるため、効率的にリアルな画像を生成することができます。
Midjourneyなどの画像生成AIでなかなか思い通りの画像を作れないと悩む方にも向いているツールです。
ChatGPTおすすめプラグインは、こちらで詳しく解説しています
ChatGPTプラグインがうまく使えない時の対処法
最後にChatGPTにてプラグインがうまく使えない・動作しない場合の対処法を紹介します。
応答が遅い・作動しない
ChatGPTのプラグインが遅いまたは作動しない場合には、まずは以下の4点を確認してください。
①インターネット接続
インターネットの接続が不安定な場合、プラグインの応答が遅くなることがあります。インターネットの接続状況を確認し、必要に応じて再接続してください。
②サーバーの負荷
ChatGPTのサーバーが過負荷になっている場合、プラグインの応答が遅くなることがあります。少し時間を置いてから再度試してみてください。
③プラグインのバージョン
古いバージョンのプラグインを使用している場合、正常に作動しないことがあります。プラグインのアップデートがあるか確認し、最新版に更新してください。
④ブラウザのキャッシュ
ブラウザのキャッシュが原因でプラグインが正常に作動しない場合があります。ブラウザのキャッシュをクリアしてみてください。
ChatGPTが遅い場合の原因・対処法は、こちらで詳しく解説しています
設定画面が見当たらない
設定画面が見当たらない場合には、以下の点を確認してください。
①チャット履歴欄を閉じている
チャット履歴欄が閉じられている場合、設定画面も表示されません。
履歴欄が開いていることを確認してください。
また、無料アカウント(GPT-3.5)の画面だと利用ができないため、有料アカウントにログインしていることも確認しましょう。
②ブラウザのトラブル
ブラウザのトラブルが原因で設定画面が表示されない場合があります。
ラウザのキャッシュをクリアしたり、別のブラウザでアクセスしてみてください。
③プラグインの不具合
プラグイン自体に不具合がある場合、設定画面が表示されないことがあります。
プラグインのアップデートがあるか確認し、最新版に更新してください。
上記を試してみてどうしてもトラブルを解決できない場合には、OpenAI社への問い合わせも検討しましょう。
まとめ:ChatGPTプラグインの使い方をマスターして業務を効率化しよう
ChatGPTプラグインを使うと、ChatGPTの機能を拡張し、日常の業務やプロジェクトをスムーズに進めることができるようになります。
有料プランに加入することで、ブラウザ版でプラグインの全機能を活用することができます。
ChatGPTプラグインを最大限に活用したい方はぜひ活用してみてくださいね。