「ChatGPT Plus (有料版)で利用出来る機能について理解したい」
「ChatGPT Plus (有料版)の使い方について理解したい」
ChatGPTは、2022年11月にリリースされて以降、著しいスピードでユーザー数を伸ばしています。
そんなChatGPTには、ChatGPT Plusと呼ばれる有料版が用意されており、登録したユーザーは有料版限定のサービスや機能を利用することが出来ます。
本記事では、ChatGPT Plus (有料版)について、その特徴や搭載機能について、詳しくご紹介します。
ChatGPT Plus (有料版) とは?
ChatGPT Plus (有料版)は、米OpenAI社が提供しているAIチャットサービスChatGPTにより多くの機能が追加されたバージョンを指します。無料でもチャットサービスが利用出来るChatGPT内で、月額$20 (約2700円) プランに変更することで、利用出来るサービスです。
次項目以降で、無料版との相違点や搭載されている機能について、網羅的にご紹介していきます。
ChatGPT Plus(有料版) を利用する4つのメリット〜無料版の違い〜
まず初めに、ChatGPT Plus (有料版)を利用するメリットについてご紹介します。
- GPT-4が利用出来る
- 入力 / 出力可能な文字数(トークン数)が大幅に増加
- アクセス集中時の優先待遇が受けられる
- 複数の有料機能が利用出来る
ChatGPT Plusを利用するメリット①:GPT-4が利用出来る
一つ目は「GPT4が利用出来る」点です。
ChatGPT Plus(有料版)では、最新型の人工知能モデルである「GPT4」が利用可能となっており、無料版で提供されているモデルよりも高性能なチャットサービスと対話することが出来ます。
より正確かつ自然な文章生成をこなし、人間との対話と比較しても遜色無いやり取りを実現している「GPT4」は、その高い性能のおかげで様々な用途に利用することが出来るでしょう。
一段上のAI体験を望んでいる方には、非常に魅力的な点と言えるでしょう。
ChatGPT Plusを利用するメリット②:入力 / 出力可能な文字数(トークン数)が大幅に増加
二つ目は「入力 / 出力可能な文字数(トークン数)が大幅に増加している」点です。
普段何気なく利用していると気が付かない点かもしれませんが、私たちと対話しているChatGPTでは、入力(与える)文字の制限や出力される文章の上限が定められています。ChatGPTでは、この文字数のことを「トークン」と呼び、「GPT-4」では対応可能なトークン数が大幅に増加しています。
具体的な数値で言うと、無料版で利用出来る「GPT-3.5」では約4,000トークンが上限として設定されていますが、ChatGPT Plus(有料版)で利用出来る「GPT-4」では約33,000トークンが利用可能することが出来、およそ8倍の差があります。
ChatGPT内で長文での対話やコミュニケーションを行いたい方には、便利な機能と言えるでしょう。
ChatGPT Plusを利用するメリット③:アクセス集中時の優先待遇が受けられる
三つ目は「アクセス集中時の優先待遇が受けられる」点です。
ChatGPTは、2022年末にリリースされてから著しいスピードで利用者数を伸ばしており、現在でも1億人以上の利用者が存在すると言われています。そんなChatGPTでは、そのユーザー数の多さからアクセスが集中するタイミングも多く、制限がかかる場合があります。
しかし、そんな状況下でもChatGPT Plus(有料版)への登録者は優遇される仕組みとなっており、無料版の利用者よりも優先的にサービスを利用することが出来るというメリットがあります。
また、ChatGPTの動きが遅くなる理由については、<a href=”https://shift-ai.co.jp/1746/”>【対処法】ChatGPTが遅いのはなぜ?原因とすぐ試したい9つの解決策</a>にて詳しく解説しているので、是非こちらもご覧ください!
ChatGPT Plusを利用するメリット④:複数の有料機能が利用出来る
四つ目は「複数の有料機能が利用出来る」点です。
ChatGPT Plus(有料版)の最大のメリットは、有料版限定の機能を利用出来ることと言えるでしょう。ChatGPT Plus(有料版)には、無料版では利用出来ない複数の機能が用意されており、それぞれChatGPTを活用する際に非常に便利なものとなっています。
それぞれの機能については、次項目でご紹介します。
ChatGPT Plus(有料版) の搭載機能
本項目では「ChatGPT Plus(有料版) に搭載されている機能」についてご紹介します。
前述した通り、ChatGPT Plus(有料版) には無料版では利用出来ない機能が搭載されており、ChatGPTの利用をより円滑かつ便利にします。
本項目では、ChatGPT Plus(有料版) に搭載されている以下の機能を3つご紹介します。
- プラグイン機能
- Code Interpreter機能
- APIキー発行機能
ChatGPT Plusの搭載機能①:プラグイン機能
一つ目は「プラグイン機能」です。
プラグイン機能とは、ChatGPT上の拡張機能のようなサービスであり、搭載されているプラグインをダウンロードして使用することでさらにカスタマイズされたChatGPTを利用出来るようになります。プラグイン機能を利用することで、ChatGPT上でそれぞれのサービスに特化したサービスを体験することが出来、用途の幅がさらに広がります。
例えば、「Expedia」のプラグインを使用することで、旅行プランを計画する際のアイデアを提示してくれたり、「ChatPDF」というプラグインを使用することで特定のPDF資料を読み込み、内容を即座に分析してくれます。
ChatGPT自体の特性として、「搭載されている情報が2021年末のものまでしか無い」という前提がある以上、リアルタイムの情報を提供してくれるこれらのプラグインサービスは、ユーザーにとって非常に有益なものと言えるでしょう。
ChatGPT Plusの搭載機能②:Code Interpreter機能
二つ目は「Code Interpreter機能」です。
Code Interpreter機能とは、2023年7月に搭載されたChatGPT内の機能であり、プラグイン機能のようにチャット画面で利用することが出来ます。
そんなCode Interpreter機能は、通常の言語/文章をベースにしたやり取りに特化したChatGPT上に、以下のような処理を可能にした機能です。
- プログラミングコードの生成
- コンピューター上のファイルのアップロード(読み込み)とそれを対象とした処理
- グラフ等のデータ分析/生成
簡単に言えば、上記のような複雑な情報の読み取りや解釈、生成に対応した機能というイメージです。
ChatGPT Plusの搭載機能③:APIキー発行機能
三つ目は「APIキーの発行機能」です。
APIキーとは、ChatGPTが提供するチャットサービスを、他のWebサービスに導入する際に使用する暗号式のようなものを指します。
ChatGPTが提供するチャットサービスは、その優秀さから他の様々なインターネットサービスとの融合が可能であり、開発元のOpenAI社はそれを可能としています。本記事では詳細は割愛しますが、アプリ開発やサービス開発をする際に、ChatGPTサービス上で発行することが出来る「APIキー」を利用して、プラグラミングコードに組み込むことで、他サービスへの導入が可能となります。
エンジニアなどには魅力的な特徴と言えるでしょう。
ChatGPT Plus (有料版)の法人契約について
次に、ChatGPT Plus (有料版)の法人契約について簡潔にご紹介します。
結論から言うと、ChatGPTには法人契約はありません。
一般的なインターネットサービスには、法人組織がより円滑かつ良心的な価格でサービスを利用することが出来るための「法人契約」が用意されているものもありますが、ChatGPTにはそのようなサービスは用意されていません。
現在、開発元であるOpenAI社が法人契約を用意する可能性があるとの情報も一部で出回っていますが、公式の発表は未だされていない状況です。
ChatGPT Plus(有料版) の登録方法 / 解約方法
次に、ChatGPT Plus(有料版) の登録方法 / 解約方法についてご紹介します。
ChatGPT Plus(有料版) の登録方法や解約方法は非常に簡単です。
本項目では、ChatGPT Plus(有料版) の登録方法 / 解約方法について、3つのセクションに分けてご紹介します。
登録までの流れについて
前述したように、ChatGPT Plus(有料版) の登録方法は非常に簡単です。
以下に、ChatGPT Plus(有料版) の登録完了までのステップを記載しました。
- ChatGPT (無料版) 画面に接続し、通常のチャット画面を表示
- 画面左下の「Update to Plus」をクリック
- 既に登録している無料版と有料版の詳細を簡易的に比較した画面が表示されるので、「Upgrade plan」をクリック
- 支払い方法入力欄と「申し込む」というボタンが表示されるので、必要情報を入力し、「申し込む」をクリック
- 登録完了
それぞれ、指示が画面上で分かりやすく表示されているので、すぐに登録出来るでしょう。
支払い方法について
ChatGPT Plus(有料版) 登録時の支払い方法は、以下のクレジットカードのみとなっています。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
また、ChatGPTは米国から提供されているサービスであることもあり、クレジットカードでの支払いは海外利用扱いになるため、1%〜2%程度の手数料が上乗せされる点も覚えておきましょう。
解約までの流れ
解約方法も非常にシンプルであり、画面上の指示に従って簡単に解約することが出来ます。
以下に、解約時のステップを記載しました。
1, ChatGPTにログインし、チャット画面を表示
2, 画面右下の「My Plan」をクリック
3, 現在利用している有料プランが表示されるので、「Manage my subscription」を選択
4, 「プランをキャンセル」を選択
5, 現在利用している有料プランの終了日が表示されるので、再度「プランをキャンセル」を選択
6, 表示された簡単なアンケートに回答
7, キャンセル完了
これで、解約は完了です。
ChatGPT Plus(有料版) の制限について
最後に、ChatGPT Plus(有料版) の制限についてご紹介します。
前述した通り、ChatGPTは全世界に莫大な数のユーザーを抱えており、サーバーにも大きな負担がかかってしまうことがあります。そのため、ChatGPT Plus(有料版) にも使用制限が設けられており、メッセージ送信回数制限が50回/3時間となっています。
すぐに制限がかかるような回数ではありませんが、一定時間内の使い過ぎには注意が必要です。
ChatGPTの使用回数の制限については、<a href=”https://shift-ai.co.jp/1692/”>ChatGPTの回数制限は? 無料&有料版の違い・リセットのタイミングも</a>にて解説しているので、気になる方は是非こちらからご覧ください。
【まとめ】適切にChatGPTを利用しよう
いかがでしたでしょうか?
本記事では、ChatGPT Plus(有料版) の特徴や搭載機能、登録方法などをご紹介しました。
ChatGPTは、従来の常識を上回る価値を提供するサービスであり、適切な使い方をすることでユーザーの様々な悩みを解決することができます。
また、本記事でもご紹介した通り、ChatGPT Plus(有料版)ではより幅広い用途でChatGPTを使用することが出来ます。
是非色々な使い方を試してみてください。